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〜全英への道〜ミズノオープン 2000
晴れて全英オープンへの切符を手に入れた今野康晴、佐藤信人、水巻善典
18番グリーンでの表彰式で、ロイヤル・アンド・エインシェントゴルフクラブ(R&A、英国ゴルフ協会)の副競技委員長・アリスター・ラウドン氏より、全英オープンの選手章を受け取って、3人は感慨深げ。全英オープンにむけ、それぞれの豊富を語った。
なお、今大会は予選落ちしていた宮瀬博文と片山晋呉が日本予選2位、3位で同じく出場権を獲得。また、尾崎直道が日本オープンと昨年の賞金ランク1位の資格で、細川和彦が同ランク2位で、丸山茂樹がワールドランク50以内で、そして昨年の全英オープンで15位に入った米山剛が、いずれも今年の出場権を得ている。
【 今野康晴 (写真中)】
「僕はアジアンツアーで優勝した(97年マニラオープン)資格で一度、全英オープンの予選会を受けたことがあります。そのときは、2ラウンド目で3打ほど足りず、本戦には出れませんでした。いつかまた、予選会を受けに行こうと思っていたから、願ってもないチャンスをいただけて、すごく嬉しい。風がすごく強いコースだから、どうなるかまったくわからないけれど、風の中のラウンドは、僕は嫌いじゃない。タイプ的にはあっていると思うけど、でも、メジャーと呼ばれる大会ははじめてだから、どうなるかまったくわからない…。とにかくベストを尽くして予選通過をし、できるだけ上位にあがりたいとは思っています」
【 佐藤信人 (写真左)】
「とにかく、4日間戦うことが目標。まだしばらく時間があるので、これといって急にどうしようか思いつかないんですけど…今は漠然と、97年に出たときはみじめな思いをしたので(2日間でひとつもバーディが奪えず予選落ち)とにかく予選通過を果たし、4日間、戦ってみたいと思っています。あと約1ヶ月、全英に向けて万全の調整をして、日本のファンのみなさんを寝不足にするくらい、頑張りたいです」
【 水巻善典 (写真右)】
「僕は98年に2度目の挑戦をしているのですが、そのときは意気込みすぎて体調を崩してしまいました。今回は、とにかく万全の態勢を整えて、リラックスして挑みたい。僕ははじめて海外に出て行くんじゃないので、回りで一緒にプレーしている選手のことは知っているし…体調にだけ気をつければなんとかリラックスしてできそうな感じはします。
それに、全英オープンは、アメリカのメジャートーナメントよりは、日本選手が上位に行きやすいトーナメントだと思う。そして特に、全英の中でもセントアンドリュースはショートアイアンでまっすぐに打っていけるホールが多くある。そういう点でも、僕を含めて日本選手にはチャンスがあると思う。…いい結果が出せるんじゃないでしょうか。
この選手章を、優勝カップにかえるくらいの活躍はしたいですけどね(笑)…僕も、テレビが映るようなところでプレーをするつもりで頑張りますよ」