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ブリヂストンオープン 2000

「大会みどころ&コースセッティング」

日下敏治JGTOエグゼクティブディレクター

 男子ツアーもいよいよ終盤に近づき、賞金レース&シード権争いも熾烈になってきました。
 ファンのみなさまも当ホームページ上で、各選手の現在の成績をご確認いただきながら、試合展開を観戦されると、コースで、ブラウン管で見る選手の表情が、また違って見えてくるかもしれませんね。
 ぜひ、お気に入りの選手のランキングなどをチェックして、声援を送ってやってください。

 さて、今年の袖ヶ浦カンツリークラブのコースの状態ですが、まず、ラフの長さがコース全体に均一な長さ(水曜日現在80ミリ)で仕上っております。
 これによって、ラフに入れた場合の不公平感がなくなります。より理想的なフェアなセッティングに近づいた、といえるでしょう。

 また、均一ということで挙げれば、ティグラウンドの硬さも見逃せません。
どのホールも同じ硬さになるよう、他より柔らかいティには、丹念にローラーがかけられています。
 選手にとって、ティグラウンドのメンテナンスがしっかりしていることも、勝負どころでカギを握る、大切な要因です。アドレスしたときに、足元がぐらつくようでは、スーパーショットは望めません。コース管理では、そんな細かいところまで配慮して、セッティングが行われているのです。

 グリーンは、今やツアーでも数少ないコーライグリーン。芝目が強く、より微妙なタッチが要求される、やっかいなグリーンです。このグリーンも、朝夕2回の刈りこみが行われ、万全の態勢で、選手を迎え入れます。

★ 日下敏治
 1953年4月23日生まれの47歳、大阪府出身。1973年に資格認定プロテスト合格。日本ゴルフツアー機構が発足した昨年1年間、チーフディレクターを務め、今年からエグゼクティブディレクターに就任した。「日本人選手が、世界に通用するプレーヤーに育ってくれるような大きなフィールドとルール作り」を第一の目標に、全国各地を奔走する毎日を送っている。

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