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三菱ダイヤモンドカップゴルフ 2006

深堀圭一郎「メジャーの経験はビタミン剤」

その視線の先にはメジャーの舞台がある。次週の29日月曜日、東京ゴルフ倶楽部で全米オープンの出場権をかけた、セクショナルクォリファイ(最終予選会)が行われる。ジャパンゴルフツアーから、17人の選手がエントリーしている。

深堀もそのひとり。

昨年、初めて米国以外で行われることになったこの最終予選会。深堀は、同スコアで並んだS・K・ホとプレーオフの末、その1ホール目にバーディを奪って、権利を手に入れた。

本戦では2日目に67でまわって通算1オーバー10位タイで決勝ラウンドに進みながら、結局57位に終わったが「感じるものは大きかった」と振り返る。

「いちばんの収穫は、自分にも入れる隙間がある、と思えたこと。実際にあの舞台に立ったからこそ、得るものがある。メジャーの経験は、ビタミン剤。プロとしての栄養分になると感じた」という。

「ぜひもういちど、あの舞台に立ちたい」と闘志を燃やす深堀。

月曜日にこの最終予選会に出場して、翌火曜日には米ツアーのメモリアルトーナメント出場のため渡米する。ハードなスケジュールも、「夢をかなえるため」と、言い切る。
今週の会場『狭山ゴルフ・クラブ』は、メジャー並みといっていいコースセッティング。
メジャーを目指す選手たちには、最高の予習となりそうだ。

この全米オープンの最終予選会には深堀のほか、高山忠洋、宮里聖志、S・K・ホ、藤田寛之、広田悟、野上貴夫、デービッド・スメイル、今野康晴、Y・E・ヤン、矢野東、谷口徹、ウェイン・パースキー、ブレンダン・ジョーンズ、プラヤド・マークセン、タワン・ウィラチャンらが挑戦する。

会場の東京ゴルフ倶楽部が今週のコースと近いため、月曜日に下見に立ち寄った選手も多かったようだ。
2003年のアジア・ジャパン沖縄オープン優勝の資格で権利を手に入れた宮里も「せっかくめぐってきたチャンス。ぜひ生かしたい」。先週、優勝争いの末3位に入っているだけに、気合十分だ。

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