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第13回全国小学校ゴルフ選手権 横尾要カップ開催

全国小学校ゴルフ選手権 横尾要カップ(主催:全国小学校ゴルフ連盟、報知新聞社、後援:日本プロゴルフ協会、日本ゴルフツアー機構)が28日(水)に茨城県那珂郡大宮町の静ヒルズカントリークラブにて開催された。毎年3回の開催を重ねて今年で5年目に入り、開催回数は13回目を数える。

この日は、雲が多いながらも微風で初夏を思わせるような暖かさでプレーヤーにとってはまさに素晴らしいゴルフ日和になった。参加した選手は未就学児から小学校6年生まで総勢152名を6つのカテゴリーに分けて争われた。なお、結果についてはキッズゴルフのホームページから確認ができます。

この競技の大きな特徴のひとつとして、一番頼りになるキャディさんがお父さんやお母さんであることだ。ジャパンゴルフツアーでの選手・キャディの親子鷹は稀に見かけることもあるが、他のジュニア競技やアマチュア競技では、このような光景はほとんどといっていいほど見られないらしい。つまりここでのキャディの叱咤や激励がプレーヤーの大きな力となり、その結果、より強い親子の信頼感が芽生えてくるのであろう。例えば、短いパットを外して落ち込む選手に軽く一声かけるお父さんの激励でよほど悔しかったのか泣きじゃくる事や、グリーン上でのマナーでお母さんから叱られる事、さらに子供の為に陰でクラブを懸命に拭くお父さんの姿、そしてホールアウト後には同伴者全員に対して「ありがとうございました!!」と親子揃って大きな声で挨拶をするシーンなど彼らにとってこの日は学校では決して教えてくれない事を教わった一日にもなった。

表彰式で、開催コースでもある宍戸国際ゴルフ倶楽部代表取締役 坂本好伸社長は「アメリカのプロゴルファーは、皆から尊敬をされる存在です。彼らのように皆から尊敬されるように頑張ってください。仮にゴルフのスコアが悪くても親の目を気にしない、ずるをしない、嘘をつかない、目先のことばかり考えることはやめよう」と子供たちに対して敬いの精神を説いた。
また、ホストプロの横尾要は、「感謝の気持ちを忘れずにもっとゴルフを楽しんでください。また、4月からはツアーが始まりますのでぜひテレビで応援をしてくださいね」とツアー開幕戦「東建ホームメイトカップ」での必勝を誓った。

日本ゴルフツアー機構では、今大会の参加者にクリップマーカーやボールの提供を行うことで、ジュニアゴルファー育成活動の応援を今後も続けていきます。

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