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ザ・ゴルフトーナメントin御前崎 2006

チャリティのご報告<三菱ダイヤモンドカップ>

横尾要の優勝で幕を閉じた5月の三菱ダイヤモンドカップは、「ふれあい、感動、そしてチャリティ」をスローガンに、大会に関わるすべての方々に賛同と協力を得て、その歴史を重ねられています。

その一環として取り組んでこられた「三菱ダイヤモンドカップチャリティ基金」は今年、チケット収入など合わせて2115万1823円となり、24日(月)にその寄贈式が都内の三菱クラブで行われました。

チャリティ基金のうち、チャリティイベントの諸経費をのぞいた1039万3186万円をUNHCR難民救済支援の日本UNHCR協会へ。

また地域福祉活動支援として、開催コースの狭山ゴルフ・クラブの地元・入間市へ福祉介護車輌「ダイヤモンドカップ号」(三菱ふそうトラック・バス ローザ)を、
埼玉県にはデジタルハイビジョン液晶テレビ「REAL(リアル)」(三菱電機)を、それぞれ寄贈されました。

三菱ダイヤモンドカップゴルフチャリティ基金」は、三菱ダイヤモンドカップゴルフが行うチャリティ活動を集約したもので、国際貢献「難民救済活動支援」と地域貢献「地域福祉活動支援」を目的に設立された基金です。

2003年からの4年間で、チャリティ金の総額は8536万3450円となりました。
来年は茨城県の大洗ゴルフ倶楽部に会場を移して行われる今大会。
会場が変わっても、善意の輪はますます広がりを見せながら引き継がれていきます。

本年度のチャリティ基金贈呈に際し、UNHCR難民救済活動支援のUNHCR駐日事務所・代表ロバート・ロビンソン氏より、以下のようなメッセージが届いておりますので、ご紹介します。

「今回もまた1000万円を超すご寄付をいただき、支援を必要としている多くの難民達にかわりまして心より御礼申し上げます。
また2003年以降、今日まで三菱ダイヤモンドカップ様からはUNHCRの日本の民間における最も高額なご寄付をいただいており、長年にわたる献身的な努力に重ねて御礼申し上げます。

この寄付の最も重要な点は、その使途を指定することなく、UNHCRの自由に、最も必要とすると思われるところに使わせていただけることであり、とても助かっています。
私たちはこのことにより、忘れられた難民の問題に取り組むことが出来るのです。忘れられた難民問題というのは、BBCやCNNなどの話題に上らない難民のことで、たとえばタイにいるミャンマーからの難民や、スーダン東部にいるエリトリアからの難民などのことです。

いただいたご寄付をもとに我々UNHCRは仮設住宅の建設や、緊急支援用の毛布の支給、学校教育や職業訓練の提供などにあたっており、何よりもまず最も支援を必要としている弱者の救済に当たっています。

現在レバノンとイスラエルとの間に起きている紛争をご存じの方も多いと思いますが、この事態の中で多くの人々が住居を追われ、国内難民となっています。UNHCRでは世界中から1800万ドル(約20億円)を集めて支援に当たる計画を立てており、今日いただいたご寄付を本部へ送金し、この問題にも一部使わせていただくことになると思います。

チャリティに協力してくださった関係者の皆様、ボランティアの皆様、そして狭山ゴルフ・クラブに観戦に来てくださったギャラリーの皆様に、あらためて御礼申し上げます」。

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