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PRGR CUP 2007
昨年度チャレンジ賞金ランキング第1位 小野貴樹
昨年の初優勝は、自分をゴルフの道へ導いてくれた父親に贈った。
小野がゴルフを始めたのは高校生活が終わろうとしている頃と遅く、自身の進路を思い悩んでいるとき、父親が勧めてくれたのをきっかけにゴルフを始めた。26歳でプロテストに合格したものの、紆余曲折がありながらここまで頑張ってきた。
昨年の「PRGR CUP」も、現地ウェイティングをしたものの、待機の順番が2番で資格が回ってこなかった為、プレーすることはできなかった。
それらを乗り越えて掴んだ昨年の賞金ランキング1位の座。
今日の練習ラウンドを終えて、「左肩を痛めラウンドを切り上げた」という小野。
肩を上げ下げするだけで痛みがはしり、苦悶の表情を浮かべていたが、それでも練習場に足を運ぶ。少しでも明日の初日に向けて感覚を掴みたいという表れだ。
今年のオフシーズンには、基礎体力アップと自身のベスト体重を保つ為、小野自身あまり好きではないという走りこみや、トレーニングをして体を絞り込んできた。
明日から始まる「PRGR CUP」初日を前に小野は、「今年も自分のゴルフをするだけ!周りを見ず自分のゴルフをしていきたい。そして自分がどうなるかを自分自身で楽しみたい!」と語る。その姿は去年の実績を、確実に自信に変えた小野の姿であり、明日から始まるチャレンジ初戦をどうプレーしてくれるのかが楽しみだ。