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中日クラウンズ 2007

タッド・フジカワは73位と出遅れ

ピンチも笑顔で乗り切る!
故郷のハワイでは、このくらいの風が常に吹いている。風の中のゴルフはお手のもの・・・と言いたいところだが、和合の風はそれ以上に手ごわかった。

「ハワイでは常に一方方向ですが、今日は上空でクルクルと向きが変わって・・・本当に難しかったですね」。

6オーバーは「期待通りの結果とはいきませんでした」と、肩を落としつつ、再三のピンチにも、常に笑顔で対処する姿が印象的だった。

最終18番では、第2打を右の林へ。
あとで、「怒りが押さえ切れないくらいに自分に腹が立ちました」と打ち明けたが、その表情を見る限り、とてもそうは見えない。

木々の向こうの砲台グリーンを見上げる目は、何か楽しいことをやり遂げるときのよう。
渾身のショットで、グリーン手前に運ぶとそこから劇的なチップインパーを拾った。
「今日一番のショット」に、全身で喜びを表現した。

73位と出遅れたが、諦めてはいない。
「今日は60%の出来。トーナメントでやってはいけない、くらいひどいショットもあって。今日はギリギリまで練習をして、明日に備えます」。
あくまでも、ツアーでの優勝が目標の16歳だ。
  • 18番でチップインパーセーブしてこのガッツポーズ「日本のギャラリーのみなさんは、アメリカよりも僕に敬意を払ってくださる感じでとても嬉しいです!」

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