午前中の雷雨で一時競技中断となった「猿島JGTOチャレンジⅡ」初日。だが、再開後はそれまでの天候がうそのように晴れ渡り、30度を越える夏日和の中での競技となった。

初日に7バーディ、2ボギー、トータル５アンダーの首位タイでホールアウトした村上は、「全体的に調子が良かった。バーディが先行したのが流れを良くした。」と、この日のプレーを振り返った。

村上はフィリピン生まれで日本とフィリピンの2つの国籍を持ち、以前は今週小樽で開催されているサン・クロレラ クラッシックに出場しているフランキー・ミノザのキャディーをしていたという異色の経歴を持っている。

現在は、アジアンツアーを中心に活動しており、今季のアジアンツアーでの最高位は、日本人選手も多数出場した「モトローラービンタンインターナショナル」での7位タイフィニッシュ。しかし、その後は予選落ちが続き、6月にタイで行われた「バンコクエアウェイズオープン」からの1ヶ月の間に、調整を続けてきたのだという。

「今日はスコアを伸ばしきれなかったので、今から練習に行って明日に備えます」と最終日に向けて足早に練習場に向かった。