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ジーブ・ミルカ・シン特別賞とグッドパフォーマンス賞のW受賞
圧巻だったのは11月。欧州ツアー最終戦ボルボマスターズは、昨年覇者と賞金ランク60位までしか出場できない。この“メジャー戦”でシンは、賞金王ハリントン、ガルシアらを押さえて賞金1億円を手に入れたのだ。
この快挙には、ジャパンゴルフツアーの選手たちも驚きの声をあげた。
特に、欧州ツアー経験のある佐藤信人はこの大会の価値を熟知していて、「ヨーロッパで戦う選手なら誰もがあの試合に出ることを目標にしている。まして、そこで勝つなんて本当にもの凄いこと」と、賞賛を浴びせたものだ。
しかも、それだけではない。
アジアンツアーでは賞金王にまで登りつめ、日本ツアーでは一度も予選落ちがなかったばかりか、最終戦のゴルフ日本シリーズJTカップでは2週連続Vも達成した。
最後の最後まで盛り上げた。
「日本での経験が、僕をここまでにしてくれたと思っている」と真摯に語るシン。
欧州ツアーの5年間シードを手にしたが、「来年も、大好きな日本ツアーに必ず戻ってくる」と話している。