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ウッドワンオープン広島ゴルフトーナメント 2007

地元・広島県出身田中秀道「自分のプレーさえやりきれば」

プレー中にぜひ、こんな笑顔を見せたいところだが・・・
5位に終わった2001年以来、6年ぶりの広島だ。おそらく週末にはたくさんの地元ファンが駆けつけるだろう。想像できるだけに、思わず顔が曇る。

「期待に応えたい気持ちは一杯だけど・・・今週もあまり笑顔は出ないと思う」。

米ツアーからの復帰元年。
腰、背中、肩・・・。あらゆるところに後遺症を抱えたままの帰国で、良い結果が出せるはずもない。
5月末には2試合を欠場し、そして先週は今年2度目の棄権をした。

久しぶりの八本松は、古い松の木にセパレートされて、グリーンも硬く速い。
「より高精度のショットが要求されていると改めて感じている」。

もちろん、ここで好プレーを披露したいのはやまやまだが「今の状態では・・・」。
責任感が強い選手だけに、気持ちと体調のギャップにストレスは増すばかりだ。

とりあえず今は、ファンのためという気持ちをよりもまず、自分のためにプレーがしたい。
「ひとつでもバーディを取る気持ちで自分のプレーをすれば、自ずと皆さんにも喜んでいただけると思うから」。
まずは八本松と無心で対峙する構えだ。

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