今週のダンロップフェニックスに先駆けて、タイガー・ウッズがこの日13日（月）に兵庫県三木市のマスターズゴルフ倶楽部で行われたチャリティイベントに参加した。

エンターテイメント企業の延田グループ主催『マスターズゴルフ倶楽部ドリームマッチ』は、日本男子プロの活性化とジュニア育成を目的に企画、開催されたもので、この趣旨に賛同したウッズはこの日、ジャパンゴルフツアープレーヤーの矢野東と宮里優作を相手に、６ホールのスキンズゲームに臨んだ。

この３人のためだけに、集まったギャラリーは約2000人。
注目のこの一戦は接戦の末に、４対２でジャパンゴルフツアーチームに軍配が上がったが、矢野は浮かない顔だ。

「今日のウッズは、たまたまパットが入らなかっただけ。ショットの精度、弾道などは僕なんか話にならない」と、改めて世界１位の技に脱帽。

優作も「チャリティ精神旺盛のウッズが、今回は勝ちを僕らに譲ってくれただけ」と苦笑いで振り返った。

それでも、「初めから自分とは比較にならないと思っていたから。ゴルファーにはそれぞれの完成形があると思うし、僕は僕なりの完成形を目指してがんばります」（矢野）というように、２人ともこの貴重な経験を、必ず今後のゴルフに生かすことだろう。

なお、今回のチャリティイベントを通して集まった収益は主催者のご厚意により、日本ゴルフツアー機構（ＪＧＴＯ）に寄付されます。

この寄金を元に、来春にはここマスターズゴルフ倶楽部でＪＧＴＯ共催による賞金総額３０００万円規模のトーナメントを開催する予定です。
日本の若手男子プロの登竜門と位置づけて行うこの大会では、約150人の選手が参加。主催者とウッズの気持ちに答え、熱い戦いを繰り広げる予定です。

• 

• 

• 矢野 東
• 宮里 優作