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日本プロゴルフ選手権 2007
宮里兄弟「目標は、兄弟で優勝争い!」
そんな節目の年の開催に、気合が入っているのが宮里聖志だ。
沖縄を代表するツアープレーヤーとして、弟・優作と「兄弟で優勝争い!」と、張り切っているという。
優作が「オフは週に1回は回っている」というコースは3年がかりで改造が加えられ、ますます戦略性溢れるセッティングに生まれ変わった。
日本のゴルフ場で初めて採用されたという「シーショアパスパラム」という洋芝は、地表から2センチの間で横に根が張る種類で、特に下り斜面の転がりが速いなどの特徴があるという。
またフェアウェーは、「日本のトーナメント史上初」(千葉晃・チーフトーナメントディレクター)のコンターモーイングというライン出しが施された。
よく、アメリカのメジャーで採用される手法だそうで、「まず240ヤード地点で一度絞って次に285ヤード、さらに320ヤード地点」(同)と、ちょうど櫛団子のような形に3箇所でフェアウェー幅を絞り込む。
それによって、「ランでは攻められない。より遠く、高い球でのコース攻略が必要になる」という。
普段のラウンドとはまったく違ったコースの様相には、慣れ親しんだ宮里兄弟にも特別有利とは言えないが、「アニキと練習ラウンドしていたら、リラックスしすぎちゃって。試合という雰囲気ではない」という優作にとって、今回は3ヶ月ぶりの帰省を兼ねている。
好物の母・豊子さんのカレーライスに舌鼓みを打ち、肩の力が抜けた自然体でのラウンドに、兄・聖志に続く地元でのツアー初優勝の期待が高まる。
「ゴルフの調子自体は良いし、自分としても楽しんでプレーしたい」。
大会初日は、片山晋呉とジャンボ尾崎と大勢の地元ギャラリーを引き連れて、7時47分に1番よりティオフだ。