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三菱自動車トーナメント 2000

「僕ってもしかして、プロ向きかな!?(笑)」清田太一郎君

 5月のフジサンケイクラシックでも、6位タイの好成績を残している日本体育大学2 年の清田太一郎君。2日目のこの日は、1オーバー、66位タイからのスタート。「成績も悪かったんで、あまり欲は出しずぎないように、と思って行きました」という1番は、2メートルのパーパットをはずしてボギー。だが、いきなりのピンチにも焦らなかった。
 田中秀道の、「構えてすぐパっと打つイメージ」を思いだし、「僕も、余計なイメージが沸かないうちに、迷わずに歯切れよく打っていこうと決めた」ことが功を奏して3 番、9番でバーディ。後半も12番、14番でチャンスを沈めてこの日3アンダーでホールアウト。通算1アンダー、22位まで順位をあげて、楽々と予選通過を果した。
 見事な追い上げに清田君は「僕って勝負運があるのかな。ひょっとして、プロ向きかも!?…なんてね」と言って照れ笑いを浮かべた。アマチュア選手の予選通過は、今大会始まって以来の快挙と聞いて、「そうなんですか? 嬉しいな〜」と清田君。「ツアーの試合は本当に楽しい。もっともっとたくさん、すごい選手とラウンドして腕を磨きたい」と、決勝ラウンドにむけて目を輝かせていた。

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