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UBS日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズ 2006

生まれ変わった今大会ディフェンディングチャンピオンも並々ならぬ闘志を燃やす!

今年7回目を迎える日本ゴルフツアー選手権は今年、世界有数の金融機関UBSをタイトルスポンサーに迎え入れた。大会名称もUBS日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズとして、生まれ変わる。

賞金総額も1億5000万円とグレードアップ。優勝賞金3000万円とますますビッグなメジャートーナメントとなって、選手たちの自覚と意欲もいっそう高まっている。

昨年の今大会で、ツアープレーヤーNO.1の称号を手にした細川和彦。
再び降り立つこの大舞台で、「恥じないプレーをしたい」と気合が入っている。

2001年秋、難病指定の「潰瘍性大腸炎」を患った細川。大病を抱えながらの転戦に、それからは成績も下降の一途をたどり、「俺のゴルフ人生、終わりかもしれない」。
一度は諦めかけた時期もある。

どん底を乗り越えての復活優勝。
自身の出身地でもあるここ茨城県の地元ファンを前に、人目もはばからず声を上げて泣いた。
翌週には、同じ病いを抱える人々から、たくさんの祝福と感謝の言葉が届けられた。
「みなさんを勇気づけることができたこと。それが何より嬉しかった」と、振り返る。
「自分にはゴルフしかない」そう実感した瞬間でもあった。

地獄を味わい、そこから這い上がってきた日々は、細川に強靭な精神を与えた。
今季開幕から7試合連続の予選落ちにもメゲず、「ぜひ、連覇で大会を盛り上げたい」と並々ならぬ闘志を燃やしている。

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