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サトウ食品NST新潟オープンゴルフ選手権競技 2002

< 上位選手のコメント&トピックス > 「ぜひ、そう言われたいものです」

 過去7勝中6勝が夏の大会・細川和彦が“夏男”の本領発揮
 予選2日間は、ノーボギーのゴルフだった。
 だから、1打差3位でスタートしたこの日3日目の細川のプレッシャーは、優勝争いについてより、「いったい、自分はどこでボギーを打つのか」ということ。
 出だしの3ホールで、ロケットスタート。連続バーディを奪ったあと、じっとパーでしのいできただけに、16番パー5で、フェアウェー左のバンカーから、グリーン手前のバンカーと渡り歩いた末の今週の初ボギーには、悔しがった。
 「しかも、チャンスのパー5だったからねえ…。ガックリ」
 このボギーで、通算12アンダー2位タイ、首位の宮本とは1打差で、追う立場となったが、この展開には、むしろ細川は、歓迎モード。
 昨年、体調を壊して、優勝戦線からは、久しく遠のいていた。
 「だから、いきなりトップに立っちゃったら、しびれないでもない。追っかけていったほうが、面白くなりそうだしね」

 今週、ここ最近にないくらい、「納得のゴルフができている」と話す細川には、1打差など、あってないようなもの。
 「勝ち負けより、自分のゴルフができればそれでいいよ」と余裕の構え。
 勝てば、「また、みんなに『“夏男”がきた』って言われるるかなあ。…ぜひ、そう言われたいもんだね」
 最終日こそ、本領発揮だ。

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