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UBS日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズ 2009

UBSコミュニティ・インビテーションを実施(大会2日目)

貴重な1日を送った東京シューレの子供たち
冠スポンサーUBSは大会2日目の5日(金)、「東京シューレ」の子供たちを招待してツアープレーヤーNO.1決定戦「UBS日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズ」を余すところなく見て回る観戦ツアー「コミュニティ・インビテーション」を実施した。

「東京シューレ」とは、いじめや暴力などが原因で不登校となった子供たちの学びと成長を支えることで、自主性をやしなうことを目的とするNPO団体だ。
1985年に誕生。
今は、約1200人の子供たちが学ぶ。

この日は、そのうち37名の子供たちと、フリースクールのスタッフ7人が参加。
東京大手町を8時に出発し、10時に会場の茨城県・宍戸ヒルズカントリークラブに到着した子供たちは、世界有数の金融機関「UBS」の社員のみなさんの仕事について興味深いお話に耳を傾けたり、ボランティアで参加したUBSの社員13人の案内で、ツアープレーヤーNO.1を決めるトーナメントの会場を見て回り、トッププロとの触れ合いを楽しんだ。

特に大会の舞台裏を見て回る「バックステージツアー」では、選手が会見を受ける「インタビュールーム」に実際に座り、記者の気分を味わった。

また“特別講師”としてご厚意で、取材にいらしていたサンケイスポーツゴルフ担当の櫃間訓記者とスポーツニッポンゴルフ担当の内藤博也記者、スポーツ報知ゴルフ担当の高木恵記者が、普段のお仕事ぶりについて“講義”をしてくださった。

3人順番に1日の取材仕事の流れを説明してくださったあと、興味津々の子供たちから質問がたくさん飛び出し、取材の時間が迫っていたにもかかわらず、心をこめて答えてくださった。

「記事を書く上で大切されていることはなんですか」の問いかけに櫃間さんは、まず事実関係を絶対に間違えないこと。そしてスポーツの記事ならばなおさら、その場の雰囲気が読者のみなさんに出来る限り克明に伝わるよう心がけているということ。

また高木さんは、テレビを見ているだけでは伝わらない選手の“人となり”や「あのときの1打」に秘められた選手の心の動きなどを伝えようとつとめていること。

そして内藤さんは、「まさにいま2人が言ってくれたようなことを大切にして、僕も記事を書いています」と“講義”を締めて、子供たちの笑いを誘った。

そのあと、ギャラリープラザに移動して「UBSゴルフクリニック」と「UBSゴルフシュミレーター」で体験レッスン。
プロのスイング指導を受けながら、実際にボールを打って汗を流して「上手く当たって、シュッと飛んでいくのが楽しかった!」。
数々の貴重な体験に、目を輝かせる子供たちの笑顔がもっとも深くなったのが、最後のイベントだった。

さきほど新聞記者の方々から受けたばかりの“講義”を生かし、今度は取材をする番だ。
実際にプロを呼んでインタビュー。
この日第2ラウンドのプレーを終えたばかりの細川和彦と、横尾要を質問攻めに。
本物の記者顔負けの取材力で子供たちが、“テレビには映らないプロの人となり”を次々と引き出していく。

「今日の出来事が良い気分転換になれば」との思いをこめて、子供たちの前に満面の笑顔で立った細川は質問に答え、師匠と慕う尾崎直道のキャディをつとめた経験をきっかけに、プロの道を目指した。
1日1000球打ってその夢をかなえたこと。
晴れてプロとして活躍する醍醐味などを、打ち明けた。

また今回の“会見”で、横尾の趣味は「ゴルフ」で、プライベートの楽しみもまた「ゴルフ」で、元気の源もやっぱり「ゴルフ!」ということが分かった。
そんな“ゴルフづくし”の人生の絶頂期は「なんとっても勝って、賞金がもらえる瞬間」と笑わせた横尾は、今度は細川と揃って子供たちからサイン攻めに……。

「夢を諦めないで、最後まで頑張って欲しい」とメッセージを送った2人のプロは、最後まで笑顔を絶やさず、子供たちのために一心にペンを走らせていた。
  • 講義してくださった櫃間記者と高木記者と内藤記者(左から)。まさに現場で働く記者のみなさんの生の声に子供たちも興味津々だ
  • 子供たちからのインタビューで「ゴルフが趣味」と打ち明けた横尾(右)
  • 参加した細川も、子供たちのために心を込めて話し、サインペンを走らせた

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