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アジア対日本 チーム対抗戦初日のフォアサム競技は3対3、互角の戦い

 いよいよ、第1回ダイナスティカップの幕が開いた。
 大会初日は、ひとつのボールを2人で交互に打つフォアサム競技。
 メンバーたちは、ただでさえ、日本代表としての責任を感じている上に、自分のミスショットがそのままチームメイトに降りかかるという競技方式からくる緊張感と、アウェイコースでの戦いという不利な条件も重なって、極度のプレッシャーにつぶされる選手も多かった。
 「スタート前はそれほど緊張しているつもりはなかったのに、いざ1番ティに立った途端に震えが来て…。こんな緊張感は、マスターズの1番ティ以来だった」と話したのは、佐藤信人とともにトップバッターを切った飯合肇だ。「最後まで、固いゴルフのまま終わってしまった。佐藤君に勝たせてあげられなかったのが悔しくて」と、地元・中国チームに1ダウンで敗れ、肩を落とした。
 日本のミスにあからさまに歓声を上げる地元ファンのけん制にも打ち克って、3アンド1でポイントを上げた藤田寛之&宮本勝昌チームは、「2人とも、朝からご飯も食べられないくらい緊張していたけれど、普段からお互い気が合うこともありコンビネーションはばっちり。第1回大会で、僕らが記念すべき1勝目です!」と、勝ちどきをあげた。
 勝ち点1、同点0、5ポイントで計算するこの日初日の勝敗は3対3。「惜しいのも一杯あって、言い出したらキリがないけど、みんな一生懸命やった結果だし、とにかく同点で終えたのだからよしとしよう!」と、キャプテン青木。
 悲喜こもごものメンバーたちに、威勢の良い声で気持ちの切り替えを促していた。
  • 写真=キャプテン青木は、この日も精力的にコースを歩き、メンバーにゲキを飛ばした

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