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アイフルカップ 2000

昨年、翌週のNST新潟オープンで2週連続Vを達成した前年度チャンピオンの伊沢利光

伊沢は、『JGTO TPCイーヤマカップ』の優勝カップに一番に名を刻み、「光栄ですね」と笑った
今季は、初代ツアープレーヤーNO.1の座を射止め、ここ鰺ヶ沢に帰ってきた。

 伊沢が今年の初代ツアープレーヤーNO.1に輝いた。
 6月末の『JGTO TPC イーヤマカップ』。我々、日本ゴルフツアー機構が、NO.1プレーヤーの輩出を目的に、今年から開催をはじめた大会だ。
 残念ながら最終日は、悪天候のため中止を余儀なくされたが、第3ラウンド終了後に2位と3打差の通算13アンダーで首位に立っていた伊沢にVが転がり込んだのだった。
 「どんな形でも勝ちは勝ち。この位置にいなければ、勝てなかったわけだし」と胸を張った伊沢。ツアープレーヤーの中には、この伊沢のスイング、プレースタイルを手本にしているものも多い。
 「完成度の高いスイングプレーン、そしてどんな場面でも自分を見失わず、常に冷静…。伊沢さんを見ていると、ゴルフがすごく簡単なものに思えてくる」
よくそんな声が聞かれる。
 仲間も認めるベストスインガー。初代チャンピオンの名にふさわしい男が、頂点に立ったわけだ。

 昨年、伊沢はこのアイフルカップでツアー3勝目をあげると、翌週のNST新潟オープンにも勝って2週連続Vの快挙を達成している。
 あれから1年。今年はツアープレーヤーNO.1の称号をひっさげての“鰺ヶ沢”入りだ。
 一段と成長した姿を、青森のファンに惜しげなく披露してくれるに違いない。

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