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国際オープンゴルフトーナメント 中日クラウンズ 2000
昨年度チャンピオンは、『和合』にほど近い岐阜県・恵那市出身の今野康晴
「つるやオープンの練習日に、なんだか急に頭がフラフラして、スウィングにも力が入らなくなって。熱をはかったら37度くらいの微熱もあったので、出場を断念した」のだそうだ。
その足ですぐに医者に行くと、風邪と診断された。
だが、次のキリンオープンでも変調は続いた。会場まで足を運んだもののすぐれず、 2週連続の欠場を余儀なくされた。このままでは、初Vを飾った想い出の大会、今週の中日クラウンズ出場も危ない。
「単なる風邪にしては、症状も長い」と不安にかられた今野は、今週の火曜日に、正式な検査を受けた。
診断結果は、この時期に多い、アレルギー症状。
「花粉やほこりなど、はっきりと原因が特定できたアレルギー反応が5個も…。2週に1回、こんな大きい注射を受けなくてはいけません。ヤダな…」と、顔をしかめた。
「でも、風邪か何か分かるまではすごく落ちつかなくて、ゴルフに集中できなかったけど、もう大丈夫。原因がわかればこっちのもんですよ」と今野。アレルギーともうまく付き合って、目指すは2年連続Vしかない。