伊沢利光が、通算10オーバーで予選落ち

　東京から、はるばる観戦にやってくる両親は、この日の午後、福岡入りしているが、
「せっかく来てくれたのに、何やってんだか…。このまま観戦するにも僕がいなかったら意味ないじゃないですかねえ…気の毒に…」と、出るのはため息ばかり。
　「今週は、バーディ欠乏症です」と言い残し、伊沢は2日で会場を去った。

　「何がなんだかわからなくって、手の施しようがありませんでした。
　ずっと、何が悪いんだろう…と考えながらプレーしていたけど、答えが出なかった。何かが極端に悪いわけじゃないのに、スコアにならない。こんなスコアになるほどの原因が見当たらない。
　グリーンがやはり、ね…。ここんとこずっと、ラインがうまく読めてないから。…でも、距離感は悪くないし…。なんでだろう。2日間でバーディたったの1個。バーディ欠乏症です。
　何がどうって言われても、結論出ず、です。
　…マスターズで、運を使い果たしたのかな？（笑）
　しばらくは、こんな感じが続くんでしょう。毎年、年に何試合かは『ここまでついてないのかなあ』というのが、あるんです。今日は、絶対にフェアウェーに行ったと思ったのがラフだったり、うまく打てたのが、木に当たって池（9番）だったり…。今回も、そのうちの1回なのでしょうか。…でも、毎年こうやって打っちゃう大会があるってことは、成長してないってことなのかも…。昨年もこの大会、ダメで予選落ちだったし…。こんなことじゃあ、まだまだだめですねえ。反省しながら、来週のコースに向かいますよ」

• 伊澤 利光