３番で、バンカーからチップインイーグルを奪いながら、その分、ボギーもたくさん打って、結局通算２オーバー15位タイも、ディフェンディングチャンピオンはまだまだ諦めない。

今年から、新たに設定された「連覇ボーナス」。
２年連続優勝を達成した選手に贈られる２０００万円と、今年から大幅アップの優勝賞金を合わせたら、なんと総額５０００万円（※１）が受け取れるかもしれない。
「ぜひ、欲しいですねえ」と、にんまりだ。

昨年は今大会の優勝ばかりか、「ゴルフ北海道スイング（※２）」の賞金100万円も手にしている。
いつも人の良い笑顔を浮かべながら、狙った獲物はけして逃さない葉には今年、ほかにもターゲットがある。

今年から、長嶋茂雄氏が大会名誉会長に就任した今大会。
表彰式にはミスターも来場し、男子ならではのエキサイティングなプレーを見せた選手に「長嶋茂雄賞」として、賞金100万円が贈られることになっている。

アルバトロス１回につき１０、ホールインワンが８、イーグルが６、バーディを１ポイントで換算し、もっとも高得点を得た選手に与えられる同賞で葉は、現在13ポイント獲得してトップにつけているだけに、目の色も変わるというものだ。

ともに一時代を築いた王貞治氏とともに「長嶋さんも、台湾では非常に有名人なんです。ぜひ、賞金を受け取りたい」。
今大会のあと、２週間のオープンウィークは里帰りを予定しているだけに、「ぜひ、一杯稼いで帰りたいです」。
今か今かと帰りを待つ妻に、その手に抱えきれないほどの土産を用意する計画だ。

※１）連覇ボーナス２０００万円は、ツアーの獲得賞金には加算されません。

※２）ゴルフ北海道スイングとは＞
昨年からスタート。８月のサン・クロレラ クラシックと９月のＡＮＡオープン、そして今週開催の長嶋茂雄INVITATIONAL セガサミーカップの３戦に勝てば1000万円のボーナスが、またたとえ該当者が出なくとも、この３戦でもっとも良い成績を残した選手には賞金100万円と、11月のアジアンツアー「バークレー・シンガポール・オープン」の出場権が与えられるというもの。