記事
東建コーポレーションカップ 2000
トッド・ハミルトンが2000年ツアー、初のホールインワン達成!
「入った瞬間は見えなかったけど、このクラブで間違いないと思っていたので、相当近くに寄るとは思ったよ」(ハミルトン)
球は数バウンドしたのち、カップイン。
ミレニアム初のホールインワン記録達成に「確かにいいショットをしたとは思った。しかしそれが入ってしまうのは、ほんとうにラッキーでしかない。試合中のエースは、実は初めての経験なんだ」とはしゃいだ。
この日は、そのホールまで6つのバーディを奪い、ボギーなし。しかも、前半のパット数は7だ。90年の第一不動産カップで飯合肇が記録した9ホールでの最小パット数に並ぶ記録もマークしていた。この後半のエースで、この日8アンダー通算5アンダーとスコアを伸ばし、前日の56位から4位タイ浮上。
「グリーンが速くて堅いので、きょうはパターを変えてきたんだ。昨日より、打感がソフトなものにしたから、フォロースルーがゆっくり出せてよく入った。変えてよかったよ。今週のグリーンコンディションは、全米オープン並だね。
昨日は、あのグリーンで、しかも風が強くて、失敗したからね。きのうはハンディ 20のゴルフ、きょうはスクラッチクラス(笑)。ラッキーラッキーラウンドだったよ」
17番ホールは、4日間ともホールインワン賞300万円がかかったホールだったが「ときどき、ホールインワン賞が決勝の土・日しか該当しない大会があるだろう? グリーンそばにホールインワンがかかっていることを示す看板はあったけど、内容は全部、日本語で書いてあったので、同組の水巻さんに聞いたんだよ。『予選ラウンドも賞金はもらえるかな』って。そしたら『OK』だって。それを聞いて嬉しかったね」。しっかりと、事実を確認してから、喜びを噛み締めた。
今年6月に、第二子が誕生する予定で「女の子だってことはもうわかってるんだ。この賞金でその子のためにオムツと、ベビーフードと、タオルをたくさん買うことにするよ」と、幸せいっぱいのようすだった。