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ダイドードリンコ静岡オープン 1999
2位タイの田中秀道
8番ショート。6番アイアンでの球は、グリーン奥のカラーまで転がり込んだ。
これが寄せきれずに7メートルを2パットのボギーに、「調子が悪くなってきたな・・と感じた」。
その瞬間よみがってきたのが、先週、同組でまわった奥田靖己の言葉だった。
『そんなにむかつきながら、ゴルフしてどうするのん』
それで心を切り替えた。
後半だけで、5つ伸ばしてトータル6アンダーの2位タイスタート。
「気負わず、笑うながらやるくらいでないといけないな、と思いましたね」
本来は、攻めて獲るタイプ。
「でもいまはショットのフィーリングが悪いから」、と攻めたくなる気持ちを抑え、危険な箇所はできるだけ逃げる作戦が効を奏した。
「明日からは風がかなり出そう。僕は風が強くてアップダウンのあるコースで、弱いんですが、風と優しく遊べるようなプレーができたらいいですね」。