プロに交じって名を連ねるのは、日本大学4年生の矢野東君。「練習ラウンドでは『こんな難しいコースではもうだめだ』って思ったけど、試合になったらいいほうに転がりました」。

　16番ショート（169ヤード）は、8番アイアンでカップイン寸前。「5センチくらい手前で止まってました。きょうは150ヤード前後のアイアンがとてもよかったんです」と、6バーディ3ボギーの3アンダーで3位タイ。プロ顔負けの快進撃だ。

　ツアー経験は7試合目。今季は6月のよみうりオープン以来、2度目の出場だ。そのとき、初のツアー予選通過を果している。

　「ツアーのグリーンは速いし、学生の試合と違ってよく整備されていてやりやすい。今回も、成績にはこだわらないで、自分のプレーを精一杯やりたい」。
　卒業後の進路は「プロゴルファー」。今週の結果を、その足がかりにしたいところだ。

★矢野東（やのあずま）
1977年7月21日生まれ。日本大学4年。身長177センチ、体重62キロ。1998年関東アマチュアゴルフ選手権、朝日杯で優勝。1999年日本学生選手権7位。日本ゴルフ協会選抜のナショナルチームメンバー。　

• 矢野 東