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賞金王をねらう、谷原秀人

先のサン・クロレラ クラシック終了時点の賞金ランク1位は片山晋呉。79万7871円の僅差で迫るのはタイのプラヤド・マークセン。
さらに761万8081円差の3位に谷原秀人が続く。

谷原は、シーズン開幕から公言している。
「今年の目標は賞金王です」。

先週のサン・クロレラ クラシックでその谷原との激闘の末に、ツアー通算2勝目をあげた谷口拓也は優勝インタビューで、ちょっぴり申し訳なさそうに言ったものだ。

「だから谷原先輩は、今日も絶対に勝ちたかったと思うんですけど・・・」。

東北福祉大の1つ上の先輩は、谷口にとって「ショットもアプローチもパットも考え方も、すべてがトップクラス。いま、同世代で一番追いつきたい選手」とゴルフ面ばかりか、「兄(あん)ちゃんみたい」と、精神面でも頼りにしている。

プロ転向後は同じマンションに住んでいた時期もあり、谷口には先輩の秘めた思いが分かりすぎるくらいに分っている。
「僕には賞金王なんて夢の夢ですけどタニ先輩なら絶対にやれる」と、エールを送る。

7月に、タレントの絢香さんと結婚したばかり。
「一緒にいてくれるだけで嬉しい」というほど最良の伴侶を得て、今年は心身ともに充実しきっている。

ジャパンゴルフツアーは3週間のオープンウィークのあと、8月28日に福岡県の芥屋ゴルフ倶楽部で開幕するバナH杯KBCオーガスタ
から後半戦に突入するが、その前に子供たちから力をもらう。

8月の18日に、地元広島県福山の松永カントリークラブで「第2回 谷原秀人ジュニアクラシック」を開催。
「ジュニアのために何か出来ることがあれば」との強い思いから、昨年立ち上げた「谷原秀人ジュニアファンデーション」の一環として、谷原が全面バックアップする同大会では、表彰式のプレゼンターと大会後のレッスン会で講師として一役買う予定だ。

この年末に教え子たちにも嬉しい報告ができるよう・・・。
谷原が残りシーズンを全力で走りきる!

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