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デービッド・スメイルパーオン率賞受賞

身長195センチ。ツアーで一番背が高い選手の持ち味は意外にも豪快な飛距離ではなく、確実にグリーンを捉える正確無比なショット。パーオン率69.03%が何よりその証しだ。

今年は優勝こそなかったが、トップ10入り6回。予選落ちはわずかに4回。特に10月から絶好調で、4試合連続のトップ10入りを果たし、賞金ランクは15位でシーズンを終えた。

1992年に豪州でプロ転向。日本ツアーは、1996年にプロテストに合格すると1998年の初シード入りから、ずっと安定してシードの常連だ。
「家に帰れば、子供たちにしょっちゅう怒ってますよ」と本人は笑うが、この12年間というもの彼がコースで怒りをあらわにするところを見たという人はほとんどいないだろう。

いつも柔らかな笑みをたたえた温厚な性格こそ、ステディなゴルフの秘訣なのかもしれない。
常に紳士な振る舞いに、日本にも根強いファンが多い。

声高に自分をアピールするタイプではないが、だからこそその存在感はますます際立つ。
2002年に初優勝をあげた日本オープンをはじめ、ツアー5勝の実力者はこれからも淡々とキャリアを重ね、豪州勢の筆頭としてツアーを引っ張っていくことだろう。

※パーオン率でランク1位を獲得したデービッド・スメイルはあいにくその週、母国ツアーの「オーストラリアンPGAチャンピオンシップ」出場のため、12月3日に行われた「2007年度ジャパンゴルフツアー表彰式」には出席できませんでしたが後日、社団法人 日本ゴルフツアー機構会長の島田幸作より記念のトロフィと、ANAインターコンチネンタルホテル東京より副賞の『ディナー付きスウィートルーム ペア宿泊券』が贈られました。

※またスメイルより1年間の活躍を支えてくださった感謝の気持ちをこめて、三菱商事株式会社の杉山仁一さまにベストサポート賞の記念品が贈られました。

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