アジアンツアーきっての実力者。２００９年は５年ぶり３度目の同ツアー賞金王に輝いた。　若いころからゴルフをしていたが、プロ転向は３０歳と遅い。それ以前はタイ王国陸軍に所属し、主にパラシュート部隊として活躍していた。９８年にバンコクで開催されたアジア大会の際、タイ代表として尽力し、ゴルフに打ち込むことを許された。かつてはサッカー選手としても優秀で、地元選抜の代表選手に選ばれたこともある。０６年には故郷のタイ・ロップブリーに「自分ができることでゴルフ界に貢献したい」と自身のゴルフアカデミーを開設し、２０人以上の若者の面倒を見ている。　アジアンツアー通算１２勝は同ツアー最多。０９年は欧州ツアーとの共催競技に２勝したこともあり、欧州ツアーの賞金ランクでも１９位に入っている。日本ツアーには０２年に前年のアジアンツアー賞金ランク１位の資格で１２試合に出場。残念ながら賞金ランク９６位に終わっている。