ホストプロは今季３勝目にむけて、手応えも十分だ。開催コースは北海道の札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コースは寒冷地特有の洋芝にももはや、苦手意識は微塵もない。

「というか、今はむしろ洋芝のほうが好きかも。アイアンの距離感もばらつきがほとんどなくなって、プレッシャーもなくなってきている。この１年で、洋芝への意識が変わったと思う」。
今年はマスターズから全米プロまで、初めてメジャー４戦にすべて出場。うち２試合で予選を突破するなど年々、着実に世界での場数を増やしているからこそ言える言葉だ。

「体調もショットもいいですし、今週も良いゴルフが出来ると思う」。

２週前のフジサンケイクラシックは１週間のオープンウィークを挟んで、２試合連続優勝の可能性と、意気込みを報道陣に問われた石川は、すかさず言った。
「３週連続･･･って言っちゃあダメですか？」。

先週は、先輩プロと力を合わせて、韓国を打ち破った。韓国・済州島のヘビチカントリークラブで行われた「現代キャピタル招待　韓日プロゴルフ対抗戦」で、日本チームの一員として、栄冠を勝ち取った。

「普段のトーナメントでは個人でプレーしている先輩たちと、チームワークで結ばれた。素晴らしい週間でした」。

今大会主催の全日本空輸株式会社とスポンサー契約を結ぶホストプロは、先週の感動も忘れずに付け加えて３週連続Ｖを狙う、とほのめかした。
そのためにも「明日の初日が凄く大事で」。
翌17日（金）に、19歳の誕生日を控えた18歳最後のラウンドは、「まずは10位前後の好位置をキープできるように、最善を尽くします」と、誓った。

• 石川 遼