Tournament article

ANAオープン 2010

大会の地元・北広島市の子供たちがキッズエスコートで大活躍

石川と入場した小石川さん。偶然にも、名前に「石川」の文字が入っており、いっそう親近感が・・・
つないだ手から、夢と勇気が伝わった。ANAオープンの最終日。いままさにこれから戦いに出ていく選手たちが、子供たちと手をつないで1番ティに入場する“キッズエスコート”。

会場の地元、北広島市の小学校に通う子供たちが、大会の盛り上げに一役買った。

出番を終えて、「緊張しました」と、とりわけ大きく息をついたのは、西部小学校4年生の小石川愛可(こいしかわまなか)さん。

無理もない。
受け持ちの選手を決めるくじ引きで引き当てたのは、あの石川遼。
いつもテレビで見ているあの顔が、目の前にある。
「ほんとうに格好良かったぁ」と、頬を染めた愛可ちゃん。
「ゴルフをもっと頑張りたくなりました」。

自宅で待つお母さんにも、自慢できる。
「だってお母さんのほうが、もっと遼くんのファンだから。」。
この日の夜は、いつにもまして笑いのたえない晩餐になりそうだ。

そして、この日の“リーダー”を送り出す大役をつとめてくれたのが、河原晶太くんと、嶋田聖さんの2人だ。
初対面を果たしたティグラウンド裏のパッティンググリーンで、池田勇太は2人の優しく頭を撫でながら「何年生?」とか、いろいろと聞いてきた。

いま4年生だと答えると、「そのわりに身長、おっきいんじゃない?」と、感心したように言われたと嬉しそうに、そのときの様子を振り返った河原くん。
「池田選手は、凄く優しい人でした」。

そのときは、緊張してしまって本人には伝えることが出来なかったそうだが2人の願いもちゃんと届いた。
「池田選手が優勝するように、って心の中でお祈りしました」と声を弾ませたのは嶋田さんだ。

大会最終日の翌20日(月)は、この日参加したお友達と一緒に、札幌北広島ゴルフ倶楽部で行われる「第2回北広島スナッグ大会 札幌北広島GCカップ」で腕を競うあう。
「今日のことを励みに私も頑張ります!」と嶋田さんはがぜん、やる気に。
選手たちの戦いぶりは、確かに未来を担う子供たちの胸に刻まれた。

※社団法人日本ゴルフツアー機構が主催する、スナッグゴルフ対抗戦JGTOカップ全国大会は、全国から参加する児童の航空機利用に関して、ANAオープンを主催する、全日本空輸株式会社のご支援をいただいています。

また、この全国大会の収益金により、毎年ANAオープンの地元・北広島市の教育委員会、および小学校にスナッグゴルフのコーチングセットを寄贈・導入という活動も、行っています。

  • 「池田選手は優しかった!」と感激の河原くんと嶋田さん(左から)。翌日のスナッグゴルフ大会にむけて、士気も高まる!!
  • 今日の日が、みんなの一生の思い出になりますように・・・・・・!!

関連記事