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コカ・コーラ東海クラシック 2010

石川遼は4位タイに

7番のイーグルで突き上げたガッツポーズ。ホストプロとして、大会を存分に盛り上げた石川だったが・・・
今年41回という長い歴史と伝統に、再び名前を刻むことは出来なかった。「自分が目指していたのより、2つ足りなかった」。大会史上初の連覇達成には、少なくともあと2打が必要だった。

大会主催のコカ・コーラ社とスポンサー契約を結ぶホストプロは、7番で残り238ヤードを5番ウッドで「理想的なショット」で奧5メートルにのせて、これを沈めてイーグルを奪った。
10番の第2打ではあわやチップインのスーパーショット。
また18番は、ピン奧1メートルのバーディチャンスでこの日駆けつけた1万914人の大観衆を喜ばせ、「最後は自分自身も熱くなるようなプレーが出来たので良かった」と、その責任の一端をまっとうしてちょっぴり安堵。

ただし、パットが決まらない。
特に後半は、この最終ホールのほかにも、15番や、16番でも3メートルの絶好のチャンスを外してプレーオフ進出の道を自ら絶った。

もっとも5番では4メートルをしのいだ。
9番は、5メートルのパーパットを拾った。

難コースでは、なおさら「追いかける立場は苦しくて。その中でなんとか我慢することが出来ました。このコースで60台は来週につながる」と、その点では評価出来るが「取るべきホールで取れなかったのは、もったいなかった。少しパットのタッチが強すぎた」と、悔しがる。

当時、首位を走っていた兼本に1打差まで迫る場面もあり、あと一息というところにきて「ちょっと冷静さがぐらついてしまったかな」と反省したが、この日は4打差からのスタートだったと思えば、「結果には、悔いはない」。
通算6アンダーは2打差の4位タイフィニッシュに、「これ以上は難しいというくらい、良いプレーが出来たと思う。次連覇に挑むのは2年以上かかりますけど、またチャレンジしたいです」。

先週、賞金ランクで抜かれた金 庚泰(キムキョンテ)が母国ツアー参戦のため日本を留守する隙を突き、再び逆転1位に返り咲いたことも大きい。

「キョンテがいない間に自分の仕事は出来たかな、と思います。これからもずっとトップ10で戦える選手になりたいですし、そんなプレーが出来そうな自信が出てきました」。
2年連続の賞金王獲りにも、ここ三好での戦いが必ず生きてくるはずだ。

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