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ブリヂストンオープン 2010
石川遼は68位と出遅れ
「パットやアプローチどうこうの前に、ショットが下手すぎて、話にならない」。
具体的には「バックスイングで、フェースが閉じながらヘッドが上がって、ダウンスイングで閉じながら降りてくる。そのせいで、フックしてしまうミスが多かった。。こんなに悪いのは、久しぶり」と、本人もそこまで言うほどに、課題のスイングを崩した原因は、2年連続の賞金王へのこだわりがあった。
賞金レースを争う金など、「他の選手の成績が気になったり、その要素はたくさんあった」。
まずは自身のスイングの成果を第一にする選手が、ほかの雑音にまみれてスコアや結果ばかりを気にする傾向に、自分を見失った。
先週の日本オープンの最終日もそうだったが「スコアを崩して取り返そうとしたり、これ以上ボギーを打たないようにしようという気持ちが悪循環になった。それが2回続けて出てしまった」と、振り返る。
理由がきちんと分かっているだけに、「コースで修正出来なかったのは残念。自分に呆れた」と、初日から反省しきりだが「こういう日もたまにないと。痛い目を見てもう1回修正する機会が出来た」と前向きに、「練習場ではレイドオフの形を作る確認をしました。明日、コースでも出来れば良いラウンドになると思う」。
また、この日は上がり3ホールの3連続バーディを励みに「まだまだ、上位でプレーすることを諦めてはいけないというエールかもしれない。そういうふうに受け止めて頑張ります」と、気合いを入れ直していた。