最終18番は、残り148ヤードの第２打を、３メートルにつけてイーグル締めに、「今日は今年今までで、一番のゴルフが出来た」と、強い雨風の中で、会心の68。４アンダーは、４位タイでのスタートに、ようやく自信が戻ってきた。

今季は「今まで以上に良いスイングプレーンで振ること」を目標に、フェード一辺倒で、戦ってきたという。

しかし、それも度が過ぎた。
無理に右に曲げようとするあまりに今週は、本戦直前の水曜日のプロアマ戦で、チームを組んだアマチュアのみなさんにも本気で気の毒がられたほど。
「同情されて、いい加減にやめよう、と」。

こだわりを捨てて、この日初日は状況に応じてドロー、フェード、ストレートと球を打ち分けることにしたら、たちまちこのスコアだ。

「久しぶりに気持ちよくゴルフが出来たので、今週が楽しみです」。
ツアー通算４勝目にも、期待が膨らむ。

• 矢野 東