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マイナビABCチャンピオンシップ 2010
I・J・ジャンが単独首位をキープ
「今日はものすごくグリーンが速かった」と、“ガラスのグリーン”の異名を取る高速グリーンが牙をむいた。
1メートルのパッティングを外すなど、微妙なタッチの感覚のズレは最後まで修正できなかった。
昨日の9アンダーから打って変って、今日はパープレー。
それでも、多くの選手が思うようにスコアを伸ばせず、終わってみると2位に2打差をつけて、単独首位を死守した。
石川遼も「9アンダーのジャンさんがパープレーですからね。それだけ難しいということだと思う」と振り返るほどだ。
最高の位置で迎える絶好のチャンス。2005年以来のツアー2勝目に向け、いやがおうにも楽しみが増すばかり。
「優勝を意識し始めたのかも知れない。ちょっとドキドキだけど、欲張りはダメ。」と、自分に言い聞かすようにそっと胸に手をあてた。
前回の優勝も兵庫県で開催されたトーナメントなだけに、相性バッチリのこの地で狙うは優勝のみ。