最終日を前に、じわりと浮上した。賞金ランク２位の石川遼に、約３９００万円差をつけて、トップを走る金庚泰（キムキョンテ）がボギーなしの68をマークして、12位タイにつけた。

もっともインスタートのこの日は前半こそショット、パットともに好調だったが後半から伸び悩んだ。
「パットがダメになって･･･」と、アウトコースはすべてスコアカードどおりのオールパーに残念がったが、「でも、ボギーがなかったし、ナイスプレー」と、ひとまずは及第点。

６打差の首位タイには、賞金ランク２位の石川遼と、３位の藤田寛之が並んだが、それも金には想定内だ。

以前から、何度も言っている。
「石川選手、藤田選手、池田選手･･･みんな強いから残り試合でその中から誰かが勝つ」。
そしてその３人もきっと、「金がもう１勝以上はする」との可能性を、抱いているはずだ。本人ももちろん、その気。「私も頑張ります」。今週の最終日も、怖い存在だ。

• 石川 遼
• 金 庚泰
• 藤田 寛之