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ダンロップフェニックス 2010
韓国の金度勲(キムドフン)がベストスコアの64をマーク
プロキャディの吉岡雅子さんは、尾崎直道らトッププロの優勝をアシストした経験を持つベテランで、ここフェニックスカントリークラブも隅から隅まで熟知している。
スピードと、アンジュレーションのあるグリーンの読みも完璧で、この日最初のバーディは、14番。10メートルのややスライスは、吉岡さんが言ったとおりのラインに転がして、ど真ん中からカップインした。弾みをつけた。
そのほか、後半は5番で「6メートルのビッグスライス」を決めるなど、ボギーなしの7バーディを奪い、あっという間にスコアボードを駆け上がった。
今季は、ファイナルQTランク4位の資格で、日本ツアーに本格参戦。21歳の“ルーキー”ながら、トップ10入り7回と、安定した成績であっさりと初シードをものにした。
首位と2打差に、このビッグトーナメントで初優勝のチャンスを迎えたが、
「いえいえ、それはまだまだ。明日はまた新しいスタートのつもりで頑張ります」と、そこは新人らしく、控えめに笑った。