Tournament article
サン・クロレラ クラシック 2010
ディネッシュ・チャンドがホールインワンを達成
「しかも、同じ組の平塚さんのボールに当たって入ったり、ラッキー続きで」。
前半の13番パー5では、先に7メートルのバーディパットを決められて、つい胸のうちでこぼした。
「リャンさん、出来過ぎじゃない?」。
それでも動揺はひた隠し、「自分は自分のゴルフをすればいい」と言い聞かせ、自らも5メートルのイーグルチャンスをねじ込んで、ようやくエンジン全開だ。
小樽は午後から風が吹き、「フェード打ちの僕に対して、ドローの風だったから、とても難しかったけど」。
小樽のベテランハウスキャディさんと、毎ホールで入念な打ち合わせが出来ていたから、不安はなかった。
そして後半の4番パー3で、快挙達成だ。
5番アイアンで「軽くカットをさせて打った」というティショットがカップイン。一気に2アンダーを追加して、リャンを突き放した。
最後に高山には追いつかれたが、戦法はこの日と変わりない。
「相手は誰でも、チャンドはチャンドのゴルフをするだけです」。
今季は主戦場のチャレンジトーナメントですでに2勝のゴルフをぶつけるだけだ。