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サン・クロレラ クラシック 2010

第2ラウンドが終了、石川遼は辛くも予選通過

通算3オーバーでホールアウトした瞬間は、「落ちたと思っていた」と石川。
北海道の小樽カントリー倶楽部で行われている「サン・クロレラ クラシック」は初日から、2日連続でサスペンデッドが続き、この日3日目は早朝6時22分より、前日の第2ラウンドを再開した。

予選2ラウンドは、3日がかりでようやく終了。
この結果、通算3オーバーは60位タイまでの上位72人が決勝ラウンドに進出した。

連覇がかかる石川遼は、この日3日目にして、ようやく第2ラウンドをスタート。カットラインギリギリで迎えた最終9番パー5は、直ドラのセカンドショット。果敢にグリーンを狙ったが、届かなかった。
手前のバンカーから寄せきれず、手前から3メートルのバーディトライを外した。

その瞬間、「落ちた」と思っていた。
決勝ラウンドには進めない。だから、直後に受けたインタビューも、なんと応えたらいいのか分からない。
ひとまず、通ったことを想定して「これから続けて第3ラウンドが始まる。かなりタフな体と気持ちが求められると思うが、疲れを出さずに我慢したい」と話して、クラブハウスに帰ってきたら、朗報が待っていた。

通算3オーバーは、辛くもカットラインに滑り込んだ。

なお、石川とは杉並学院高校の後輩・先輩の同組対決で注目が集まった薗田峻輔は、通算5オーバーで予選落ちした。
石川と並んで通算3オーバーで迎えた最終9番は「ティショットで決まっちゃったのかな」。
右の林に打ち込んだ第2打は、ひとまずフェアウェイに出すしかなく、今度は3打目を、グリーン奧のラフへ。ロブショットのアプローチでも届かず、ダブルボギーに沈んだ。

2日連続のサスペンデッドは「2日連続の朝3時起き。みんな一緒だけど、きつかった。最後ここぞって時に、勝負強さに欠けたと思う」と反省していた。

※続く第3ラウンドは、12時30分よりスタートします。
  • 石川と揃って決勝進出を狙った薗田(右)だったが…
  • 最終9番のアプローチも乗らず。予選落ちした

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