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アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ パナソニックオープン 2010
初日は中止
雷は去り、雨脚は若干弱まったものの、一時はバケツをひっくり返したようなひどい雨にバンカー内に流水が出来るなど、大会本部ではこれから復旧に、最低でも2時間はかかるという判断だった。
また午後から再開したとしても、「今日、回る選手と明日と、かなりの不公平感が出てしまう」(野村惇・JGA競技委員長)。
9時53分に、やむなく初日の中止が決定した。これにより、競技は3日間に短縮。金・土曜日に予選2ラウンドを行い、決勝ラウンドは日曜日に1ラウンドの18ホールで順位を決定する。
賞金は主催者のご厚意により、選手に全額支給されるが規定により、獲得賞金への加算は75%となる。
朝からの荒天にもかかわらず、この日は大勢のギャラリーのみなさんがコースに足を運び、競技の再開を待ち望んでくださった。
出場選手たちは、せめてもの感謝の気持ちと、中止決定後にサイン会を開催。
横尾要や兼本貴司、すし石垣、J・チョイらがクラブハウス前でサインペンを走らせた。
中でも最後のひとりまで、ファンに対応したのが選手会長の深堀圭一郎だった。
「こんな天気の中、わざわざ来てくださって本当にありがたい」との思いを直接伝えた。
初日はファンのみなさんにもあいにくの結果となってしまったが、今大会はアジアと、日本ツアーのトッププレーヤーがしのぎを削るビッグイベントであることを挙げて、「遼くんら若い選手はもちろん、アジアンツアーの選手のレベルの高さも見てもらえる絶好のチャンス。今後、CS放送を見るときも、顔と名前を一致して見てもらえるようになり、観戦の楽しみも増えるはず」と、アピール。
「ぜひ現場に来て、生でゲームを楽しんでいただければ」と、呼びかけていた。