Tournament article
キヤノンオープン 2010
石川遼は5位タイスタート
昨年は、国際連合VS米国対抗戦のプレジデンツカップ出場のため、留守にしたこのキヤノンオープンは、自身のデビュー年でもあった第1回大会以来、2年ぶりの出場にも、一昨年時をありありと思い出す。
「あの年は、ここで21位に入ったことをきっかけに調子が良くなって行きましたから」。
2008年はそのあとも2位、12位タイと徐々にペースを上げて、ついに11月のマイナビABCチャンピオンシップでプロ初優勝を達成した。
「僕を成長させてくれたのがこの大会ということで、今日もイメージ良く回ることが出来た」という。
先週の三好は深いラフを警戒して振り切れず、「それでも曲がっていた」と振り返るが今週は、「思い切り振ってなおかつ真っ直ぐ飛んでいる。スコア以上に調子が良い感じがする」と、手応えも増している。
「優勝争いするには、十分すぎる位置でのプレーです」と、初日の好発進にも及第点。先週の4位タイで賞金ランク1位に再浮上した19歳は、今週もこのまま“定位置”をキープする心積もり満々だ。