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中日クラウンズ 2010

石川遼は「明日もぜひ見に来てください」とアピール

1番でバーディ発進するも、「内容的にはドタバタだった」と、悔しそうだ。一番はドライバー。「1番と2番も3番も。体が浮き上がって、こすり球。ショットがぶれて、距離も出ていなかった」。
アイアンショットも「いつもより、6ヤードは飛んでいなかった」と眉をしかめる。
。持ち味に精彩を欠いて、特に前半はアプローチとパットを駆使して耐えるゴルフを強いられた。

バック9は上がりホールでようやく本領を発揮したが、バーディにつながらない。
15番は、フェアウェーど真ん中から残り280ヤードの第2打で直ドラを決行したが、木の下へ。わずかな隙間を抜いて、ピンを狙う冒険で沸かせたが、6メートルのバーディトライがわずかにカップに届かない。

さらに16番では右ドッグレッグのショートカットで果敢にワンオンを狙ったが、計算よりも10ヤードほど距離が足りない。バンカーからのアプローチも寄せきれなかった。
せめて17番パー3は、6番アイアンでピン奧2メートルのバーディパットを沈めて見せ場を作ったが、本人にはとうてい満足出来ない。

この日初日のギャラリーは、連休初日とあって大会過去最多の1万3252人。「木曜からこんなに多くのギャラリーの中でプレーしたのは初めて」と、どこまでも続く人の波に驚きを隠さず、それだけに「今日は良いプレーをお見せ出来なかったのは残念」と、後悔しきりだ。

そして、このままでは気が済まない。
「明日、有給を取られる方は7連休。11連休もあるかと思う」と指折り数えて「明日もぜひ、たくさんの方に見に来ていただきたい」とアピール。
何よりもファンを大事にする18歳は、今度こそ良いプレーを見せると暗黙の約束をした。

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