Tournament article

TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN Lake Wood 2010

暫定首位の上井邦浩は「悔しい面もあり、頑張らないと、というのもあり・・・」

1日36ホールの長丁場はプロ6年目の27歳が、最後の9番で20歳に食い付いた。第2ラウンドではボギーなしの65は、この日7つめのバーディ締めで、薗田に並んだ。

同組ラウンドで、丸1日をコースでともに過ごした。7つ年下ながら「薗田くんは上手いから。こっちもどんどん、行こうとする。相乗効果でスコアを伸ばせた」と、快調に飛ばす後輩にも、遅れを取らなかった最大の要因は、パッティングだ。

「先週まで手先で打っていたけれど、今週は肩でストロークするようにしたら、良くなった」。
この日のボギーは最初の第1ラウンドで、3パットをした12番だけ。「ミスは今日はそれだけで、きわどいパーパットも、全部決まった」と、胸を張った。

もっとも初Vに近い選手との呼び声高く、幾度かその機会もあったが、いま一歩、届かない。

名古屋商科大学出身は今年、準・地元開催の5月の中日クラウンズで2日目に首位に立ちながら、石川遼が最終日にマークした58の前に、あっさりと倒れた。
先週の薗田の初優勝も、心穏やかではいられない。

「悔しい面もあり、頑張らないと、というのもある」。
若きヒーローたちの活躍は、初Vへの思いをいっそう強くさせてくれる。
「自分にとっても、良い効果だと思う」。
今度こそ、譲らない。最後まで、食らいついて離れない。


関連記事