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TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN Lake Wood 2010

薗田峻輔は単独2位に

先週のツアー初優勝から数えて2週連続優勝が実現すれば、確かに最高の結末だった。今年誕生したばかりの今大会は、主催のトーシンとスポンサー契約を結ぶホストプロ。

ホスト試合での快挙達成は、2週続きで恩人を喜ばせることも出来たはずだった。
「それが出来れば言うことなかったし、何より社長に優勝をあげたかったんです」と、もう一息のところでその機会を逃して悔しがった。

前日3日目の競技を終えたのは、もう辺りもぼんやりとしか見えない夜7時前。
「ホールアウト後の練習も、出来なかった」。
さらに、ようやく青空が戻ったこの日は、連日雨にたたられた3日目までとは、グリーンのタッチが明らかに変わっていて、「今日はかなり速くなっていて、かなりのギャップがあった。距離感を合わせるのが難しかった」と、振り返る。

12番のバーディで1打差まで迫り、一度は池田の背中も見えかけたが、そのあと2連続ボギーを打って、チャンスをふいにした。結局3打差で逃げ切られたが、2週連続の優勝争いは、本人には想定外だった。
「正直なところ、2週連続の最終日最終組にはびっくりしています」と、充実の胸のうちを明かした。

勝った池田勇太も「今回、初めて一緒に回ったけれど、薗田くんは20歳らしからぬゴルフをする。ショットは置きに行くところは置くし、振るところは振るし、アプローチもパターも、要所要所で決めてくるし、良いプレーをする選手だと思った」と、べた褒めした。

また、池田も「先週の優勝が、彼の自信になっているんだと思う」と言ったように、今回はほとんど緊張もしなかったそうで、精神面での成長も著しい。
「ショットの調子が良いからここにいるし、先週よりも、さらに自信がつきました」と、優勝こそ逃したが、最終18番のバーディ締めは、本人も納得の単独2位フィニッシュだった。

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