Tournament article
TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN Lake Wood 2010
薗田峻輔が暫定首位に
悪天候の影響で、サスペンデッドとなった前日はスタートすら出来ず、この日は計36ホールの過酷な1日も、現在明治大学2年の学生プロは、「リーグ戦でもやったことがあるから」と逞しく、早朝6時10分からの競技再開も、「大学の合宿では6時から回ったこともありますし。あ・・・、でもあのときは練習だったから、5時半起きでいきなりやったけど」と、こともなげに笑った。
先週の優勝のあと「携帯電話がパンクした」。
お祝いのメールが約200件、電話も200件。あまりの反響に故障してしまい、機種変更せざるを得なかった。
いざコースに来ても、サイン攻め。
「ラウンド中も、“薗田くん、頑張って”とか、声をかけていただいて。優勝を機に、名前を覚えてもらえたことが嬉しくて」。
一躍時の人となれば、当然その自覚も生まれる。
今週は、1977年に当時20歳と7ヶ月のセベ・バレステロスが達成した史上最年少記録に次ぐ20歳と9ヶ月での“初優勝から2週連続V”の期待もかかるが、そんな快挙達成よりも、まず薗田の頭にあったのが「予選通過」だった。
「勝った翌週に、落ちるのだけは嫌だった」と、まずはそれが今週の目標だった。
「だから、無事回れてホッとした」と、ホールアウト後も、まずはノルマ達成の安堵が先に来た。
この日は、朝の第1ラウンドで4アンダーをマーク。そしてまたすぐ1時間後にコースに出た第2ラウンドは、13番のイーグルのあと、15番からの4連続で波に乗った。
「バーディ量産で、自然とスコアを伸ばすことに集中していった」と、本人も「想定外」と目を丸くした自己ベストの64をマーク。
予選通過どころか通算12アンダーで優勝争いに加われば、目標も自ずと大きくなって当然だ。
今年新たに誕生した今大会は、主催のトーシンとスポンサー契約を結ぶホストプロ。
このホスト試合に、前週の初Vという何よりの手土産は、とりわけ石田信文・代表取締役社長を喜ばせたものだ。
恩返しはしても、しすぎることはない。
2週連続で、恩人の笑顔が見たい。
※「トーシンゴルフトーナメント イン レイクウッド」は初日に続き、2日目も雷のため、18時19分にサスペンデッドが決定しました。
このため67人が、この日のうちにホールアウト出来ませんでした。
第2ラウンドの残り競技は7月3日(土)の6時10分より再開する予定です。
また、続く第3ラウンドは、10時50分よりスタートする予定です。