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日本プロゴルフ選手権 日清カップヌードル杯 2010

第78代のプロ日本一の栄光は誰の頭上に・・・?!

ある大会で、石川遼とまわった選手がこんなことを言っていた。
「遼クンはかわいそう」。
周囲の期待のあまりの大きさだ。
「誰にだって、調子の悪いときはあるもの。だけど今の遼クンはいつも完璧だけを求められている。ちょっとでもショットを曲げたら、“なんだ今週はダメだな”とか言う声が、あちこちから聞こえてくる。きっちり予選通過をしているのに、平凡な順位ならすぐに“不振”とか言われる。俺ならきっと耐えられない」。

しかしそんな気遣いすら、もはや無用に思えてくる。今や、18歳が何をしでかしてももう、誰も驚かない。軽々と、そして鮮やかに歴史を次々と塗り替えていく様は、まるでプレッシャーとは無縁にも見える。

先の中日クラウンズでツアー最少スコアの58を記録して、ツアー通算7勝目を達成したことで、2試合連続Vやメジャー初制覇など、さらに大きな注目が集まることは必至だが、今週ももちろん、18歳は真正面から受けて立つ。

他の選手も負けてはいられない。
13日(木)から長崎県の「パサージュ琴海(きんかい)アイランドゴルフクラブ」で開幕する「第78回日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯」。
日本でもっとも長い歴史を持つこのプロ日本一決定戦は、社団法人 日本ゴルフツアー機構が主管するトーナメントとは、また違った出場カテゴリーを持ち、独自に行われる予選会の通過者や、2009年の日本プロゴルフ新人選手権大会優勝者、PGA資格認定プロテスト第1位者なども参加し、思いがけないチャンピオンが誕生する可能性を秘めている…!!

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