今週も連覇がかかる。池田勇太が大好きな輪厚で今季の２勝目を狙う。昨年大会は、「生まれて初めて勝って泣いた」。普段は剛胆さがウリの若大将が、ウィニングパットを沈めて涙した。

憧れて、尊敬してやまないジャンボ尾崎が最多の７勝を誇る大会を制した喜び、感動。「プロになったからには一度は勝ちたい」と、思い焦がれていた難コースで頂点に立てたという充実感が、溢れ出た。

あれから１年。今季は、賞金ランキング４位で北の大地に乗り込んでくる。悲願の賞金王をつかむためにも、今季は初優勝者が７人という近年まれに見る戦国時代から早急に、一歩抜け出す必要がある。

誰よりも早い今季２勝目で、夢をグっとたぐり寄せたい。

先週も、連覇がかかった「トーシンゴルフトーナメント　イン　レイクウッド」では痛恨の予選落ち。さらにその前週には背部痛で大会を欠場していただけに、１週間のブランク後の挑戦にも、「久しぶりといっても１週間だろ、これくらいで忘れるようじゃダメだよ」と、自分に厳しく、「来週は気持ちを切り替えていく」と、なおさら気合を入れて、思い出の舞台を歩く。

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• 池田 勇太
• 尾崎 将司