大会３日目は朝から強い北風が吹き荒れた。それにもまして、この日はショットが乱れて、再三のピンチに見舞われた。

７番で、２打目を左林へ。さらに８番では右手前のバンカーショットで脱出に失敗して連続ボギーを打った。「今日は本当に難しかった」とイーブンパーでまとめるので精一杯でも、どうにか首位を守って、気合が入る。

「１打でも、リードして最終日を迎えられるのは、気分的にかなり違う」と、ひとつアドバンテージを握って、気が逸る。

「明日は勝ちます」。

次週のナショナルオープン「韓国オープン」は、09年の歴代覇者が、あえて今年はエントリーをしなかった。「今年、僕のメインは日本だから」と“主戦場”を優先したのはほかでもない。「日本の賞金王を狙っているから」。

今年はもうひとつ、大きな目標として掲げた米ツアーへの挑戦は、そのために年末のＱスクール受験のため、日本は残りの２試合を欠場する。
それだけに、いま手をこまねいている暇はない。
「今週も、来週も。勝てるだけ勝たなければ」と、闘志を剥き出す。
「全体的にはゴルフの調子もいいですし、自信あります」と、難攻不落の三好で頂点だけをにらんでいく。