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コカ・コーラ東海クラシック 2011

深堀圭一郎は「元気な姿を見せる」

恩人への感謝の思いを胸にいっぱいに詰め込んで帰ってきた。今大会主催のコカ・コーラとスポンサー契約を結んでから15年は優に超えている。しかし、昨年大会は2日目に無念の棄権。持病の足底筋膜炎は、もはや限界に達していた。

しかし人一倍、責任感の強い男は、ホスト大会だからこそ、無理がたたった。週末を待たずにコースを去るしかなかった。
「そんな僕でも、支え続けると言ってくださった」。
いよいよ、手術を決意して予選会のQTにも参加せず、治療に専念すると決めた昨年末。

シード喪失という残念な結果報告にやってきたホストプロに、社長は暖かい言葉をかけてくださった。
「しっかり直して、また元気な姿を見せて欲しい、と。来年の大会で待っていますと、そう言って下さって。僕の背中を押してくださった」。

1年越しの約束を、果たしにやってきた。
今季は、9月のANAオープンで約半年ぶりの復帰を果たすと、先週のパナソニックオープンと2試合を要して、患部に負担のかからないスイングを懸命に模索してきた。
「先週、そのヒントを掴んだ」と、満を持して難攻不落の舞台に戻ってきた。

これで今季5戦目。「いきなり良い成績を、というのは難しい。だけど元気な姿、頑張る姿勢をお見せ出来たら」。恩人の前で、歯を食いしばる。

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