泣いても笑っても、今季はこれが本人にとっての“最終戦”。次週からの残り２戦は、米ツアーのファイナルＱスクールに挑戦するため、出場しない。
目下賞金ランク１位がいよいよ最後の１戦を迎えて、目標も明確だ。現在、同２位の石川遼との賞金差は約６３００万円。ここで勝ちさえすれば、念願の賞金王が決定する。

先週は、惜しくも３位でアマチュアの松山さんに優勝を譲ったが「調子はいい」と言い切るなど、あいかわらずの好調ぶりに、今週もその気配がプンプン匂う。

「ドライバーはずっと調子がいいし、パットも良くなってきたので。優勝出来るかは分からないけれど、日曜日にハーフターンするまでは意識せず、いい位置にいられれば」。

しなやかな肉体から繰り出す豪快なショットは、どんな場面でも姿勢を崩すということがない。バランスの取れた美しいスイングも、今年はこれで見納め。韓流ファンにとっても、今週はぜひとも見逃せない１戦だ。

• 石川 遼