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カシオワールドオープンゴルフトーナメント 2011

小平智(こだいらさとし)は「当たって砕けろ!」

今年の賞金シードは、先週のダンロップフェニックスで2位につけたスペインのゴンサロ・フェルナンデスカスタノがランク64位にいるが、出場義務競技数不足で資格から除外されるため、現状ではランク71位がボーダーラインとなる。

しかし、小平はそれすらも遠く及ばないランク91位で、この自身のツアー最終戦を迎えたとあっては、大きな目標すら立てにくい。

逆転の初シード入りには、最低でもトップ5には食い込まなくてはならず、「可能性はほとんどないので」。
来季のツアー出場優先順位を決めるクォリファイングトーナメント(QT)のサードはすでに無事、通過しており、次週はいよいよ三重県の「COCOPA RESORT CLUB 白山ヴィレッジゴルフコース」で行われるファイナルQTに照準を合わせて来た。
「そのために、今週はもう、当たって砕けろで。今日も気楽にやれたのが良かった」と、風が吹き荒れる難しいコンディションの中で、「きわどい距離のパットが決まってくれた」と、4アンダーは4位タイと好スタートを切れば、がぜん気持ちも高まる?!

「いえいえ」と笑って、「期待するのは、まだ抑えておきます」と、遠慮がちだが昨年は、まだアマチュアながら、チャレンジトーナメントで並みいるプロを押さえて優勝した逸材だ。

昨年末にプロ転向を果たしてツアー初参戦の今季は、ここにきてようやく「慣れてきた」と、上り調子でこの終盤戦を迎えた。
「最近は、気持ち良くゴルフが出来ているので」。
最後まで、伸び伸びとプレーが出来ればチャンスも広がる。

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