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カシオワールドオープンゴルフトーナメント 2011
65をマークした宮里優作が単独首位スタート
65で飛び出すと、最終日は最終18番で、快挙を達成した。
530ヤードのパー5は残り260ヤードから、5番ウッドで打った第2打を直接入れた。
自身2度目のアルバトロスは、もちろん今でも忘れるわけがない。
「いつ来ても、あのときのイメージがあります」とはいえ、この日はとても届く距離ではなく、丁寧に刻んで手前2メートルにつけると、きっちりとバーディフィニッシュ。
7アンダーの単独首位は、賞金レースにシード権争いと、周囲は何かと「ピリピリとした空気の中で、初日から自分のゴルフが出来たのは、自信になります」。
現在の賞金ランキング52位。次週の「ゴルフ日本シリーズJTカップ」は今年の優勝者と同25位まで(国内のみ)の選手にしか権利がないため、現状ではこれが、自身の最終戦。
「自分でも今週はそのつもりで来ましたが、もしも来週もあればラッキー」と、初日の好発進には当然、期待が膨らむ。
今週火曜日の前夜祭は、招待客が200人を越える前で選手会長の宮本勝昌にはこんなふうに紹介された。
「勝てそうで勝てないプロNO.1」。
さらに、「その壁は、自分で破るしかない」とも。
「しょっちゅう言われるので、慣れていますから」と笑いながら、「暖かい励ましをもらったと思っている」。
アマチュア時代は数々のトーナメントでプロを脅かしてきた逸材も、確かにまだ最初の壁を破れないでいるが、「悪かろうが良かろうが今週は、今年取り組んできたことをやり続けるつもりです」とは、妹の藍さんから学んだ姿勢を貫き次週に望みをつなぐ。